本日は、あられ姫が王宮内の御寝所にて、特別なお気に入りの玩具「ぷきゅぷきゅ鳴る黄金のエビフライ」と戯れられるご様子を賜りました。このエビフライなる御品、中には柔らかくも程よき硬さを持つ鳴子が仕込まれており、姫がその御口で噛まれるたびに、愛らしい「ぷきゅっ、ぷきゅっ」という音色が響き渡ります。
あられ姫は、まるで狩りの名手のごとく、エビフライを御牙にくわえ、御手でしっかと押さえ込みながら音を奏でておられました。ぷきゅぷきゅと小気味よく鳴らされるその音に、執事も自然と頬が緩む思いでございました。姫の瞳は輝き、まるで宝物と戯れる童子のように夢中なご様子。まさにこの瞬間こそ、姫の素顔の一端を垣間見る、王国の貴重な光景でございます。
姫はこのエビフライに並々ならぬご執心で、ベッドにそれを持ち込み、時に前足で抱きかかえ、時に寝転びながら噛み鳴らしておられました。音が鳴るたびに耳をぴくりと動かし、その響きに自ら喜ばれているご様子が見て取れ、執事といたしましても、微笑ましきその姿に心温まるものでございます。
このような穏やかな午後、王宮の静けさに彩りを添える姫の遊戯こそ、民に安寧と幸福をもたらすものでありましょう。姫が心よりお楽しみになっておられるその姿は、王国の未来に希望の光を灯すかのようでございます。これほどまでにひとつの御品に心寄せて遊ばれるお姿は、まさに王家の気高さと愛らしさが同居する、稀有なる瞬間でございました。
執事は、姫のこの遊戯の時間を決して妨げぬよう、息をひそめてその様子を見守り、記録し続けました。そして改めて、あられ姫がこの王国にもたらす癒しと歓びの大きさを、胸に深く刻んだのでございます。
この麗しき午後のひとときを、王家の記録としてここに記し奉ります。
──忠実なる執事より