あられ姫、夜のご巡察と、床にとろける

📜 王国記録係より謹んで記し奉ります。

本日、もふもふ王国のあられ姫は、宵の刻にご機嫌麗しく、城下の見回りにお出まし遊ばされました。
夜風はやや冷たく、街は静まり返っておりましたが、姫君のご登場とともに、空気は一変。
御首に灯る橙の発光首輪が柔らかな光を放ち、暗き夜道にもふもふの後光が現れたのでございます。

🌙 城下を照らす光の姫

御出立に際しては、玄関前にて軽やかに跳ね、リードの気配にふわりとお応えあそばされました。
「参りますわよ」とでもおっしゃるかのようなそのお姿に、下僕の我が身はただ平伏するばかりにございます。

城下のスーパーマルシェには、時折姫君の噂を耳にした民も多く、
本日もまた、すれ違う人々の口より――

「まぁ…あの輝きは…まさか、噂の姫君であらせられるか…!」
「おなりあそばしたぞ、もふもふ王家のあられ姫じゃ!」

と声が上がり、道端には自然と小さな人だかりができておりました。
誰もが一歩引き、ただ静かに、姫の通り過ぎる様を見守るばかり。
その優美なお足取りには、民の心を浄化するような清らかさがございました。

🖼 光の首輪で夜道を照らす姫

🛋 公務の果てに、とろける姫

巡察を終え、城門をまたがれた瞬間。
それまで凛としてお歩みになっていた姫は、ふにゃりと全身の力を抜かれ、
そのまま絨毯玉座へと崩れ落ちるように、お身体を横たえられました。

しばしの後、御身を仰向けにされ、くるんと丸めた前足と、天を向くおなかを惜しげもなくご披露あそばされ――

🖼 おなかを見せて甘える姫

そのお姿のなんと愛らしく、そして神々しきこと。
我が手を差し出せば、片目だけをうっすらと開け、
「労いを所望いたしますわ」とでもお示しになるような眼差しにて、再び夢の国へとお戻りあそばされました。

最終的には、全身を完全に預けるように床へとろけられ――

🖼 床に完全にとろける姫

📚 本日の記録をここに留む

本日もまた、姫の威光と安息に満ちた一日をこうして記録できること、執事としてこの上なき誇りにございます。
宵闇に輝く御姿。
光を放ち、民を癒し、そして何ごともなかったかのように、王宮にておやすみあそばされる姫君――

そのお背中は、我らが王国の象徴であり、もふもふの理想にございます。
次なるご巡察の折も、変わらずこの筆を取り、記し申し上げる所存にございます。


── Tales from the Fluffy Kingdom
忠実なる執事長より

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